英文法ハンドブック

第0講 初めに

第0講 初めに
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この第0講では「主語」「動詞」「目的語」「補語」といった用語の説明をします。

少しずつ慣れていきましょう!

1. 主語・動詞・目的語・補語とは何か?

まずは、「主語(S)」「動詞(V)」「目的語(O)」「補語(C)」について学びましょう。

主語(S) とは

I(S) bought(V) a new iPhone(O) yesterday(副).
「私は昨日、新しいiPhoneを買った」

主語とは

主語(Subject) とは動作・行為・状態の主体(動作主)を表す語のことです。

主語には名詞・代名詞・名詞相当語句を用います。

動詞(V) とは

Did you(S) buy(V) a new iPhone(O)?
「新しいiPhoneを買いましたか」

動詞とは

動詞(Verb) とは主語(S)の動作・行為・状態を表す語のことです。

目的語(O) とは

I(S) want to sell(V) my old iPhone(O).
「古いiPhoneを売りたい」

目的語とは

目的語(Object) とは動詞(V)の行為や動作の対象を表す語のことです。

目的語には名詞・代名詞・名詞相当語句を用います。

補語(C) とは

My iPhone(S) is(V) very expensive(C).
「私のiPhoneはとても高い」

He(S) called(V) himself(O) a doctor(C).
「彼は自称、医者だ」

補語とは

補語(Complement) とは主語(S) や 目的語(O) の性質や状態を表す語のことです。
補語には名詞や形容詞を用います。

「補語が分かりません」という質問をよく受けます。

簡単にいうと、補語とは主語(目的語)を補い説明するものです。現時点では “S is C”「SはCです(S=C)」の “C”のことだと理解しておいてください。

第1講の「文型」で補語を取る動詞を学習します。


番長先生

これらの用語は文章を読む過程で自然に覚えられます。

現時点では読み流す程度で大丈夫です!

2. 自動詞・他動詞とは何か?

「自動詞」と「他動詞」の違いについて学びましょう。

自動詞とは

The baby(S) smiled(V).
「その赤ん坊はにっこり笑った」

The baby(S) smiled(V) at her mother(副).
「その赤ん坊は母親を見てにっこり笑った」

自動詞とは

自動詞とは目的語を直接、動詞の後ろに取ることができない動詞のことです。

動作の対象を表したい時は2つ目の例文のように前置詞句(修飾語)をつけます。

他動詞とは

I(S) bought(V) this iPhone(O) for 100,000 yen(副).
「私はこの iPhone を10万円で買った」

他動詞とは

他動詞とは目的語を直接、動詞の後ろに取ることのできる動詞のことです。

3. 句・節とは?

最後に「句」と「節」の違いについて学びましょう。

句とは

I(S) called(V) him(O) Ken(C) after his grandfather(副).
「祖父の名を取って彼をケンと名付けた」

* after ~ 「〜にちなんで・〜の名をもらって」(アメリカ英語だと for ~)

句とは

句とはSV構造を含まない2語以上の集まりのことです。

例文だと “after his grandfather”「祖父の名を取って」 が副詞句で、 “called”「名付ける」にかかっています。

節とは

You(S) think(V) (that) he is honest(O).
「君は彼が正直だと思っているんだね」

節とは

節とはSV構造を含む2語以上の集まりのことです。

例文だと “(that) he is honest”「彼が正直であるということ」 が名詞節で、 “think”「〜と思っている」の目的語になっています。

番長先生

それでは次、行ってみよう!