この記事ではおすすめの熟語帳を紹介します。
今回紹介する熟語帳を使ってもらえれば、効率よく暗記ができると思います。
記事の後半では〈熟語帳の効果的な利用方法〉について触れています。
参考にしてください!
おすすめの熟語帳を紹介します!
レベル別に説明します。
偏差値60まで(MARCHなど)の大学なら【基礎〜標準レベル】で十分です。
偏差値70以上(早稲田大学・慶応大学・トップ国公立大・医学部など)の大学を狙うのであれば【標準〜難関レベル】も仕上げてください。
基礎〜標準レベル
なにはともあれこの1冊!
1. 丸暗記ゼロのイディオムマスター(河合出版)
従来の「熟語 → 訳」という無味乾燥な熟語帳とは違い、この熟語帳には暗記を助ける説明がついています。
これがとても使いやすいです。
筆者の清川先生は河合塾英語科の人気講師です。
やはり、プロが書いた熟語帳は一味違います。
万人受けの1冊です。
2. 京大院生が書いた イメージでつながる英熟語(Discover)
ページを贅沢に使い、それぞれの熟語の成り立ちを丁寧に説明しています。
限界まで分解しているので、とても覚えやすいです。
個人的には名著だと思います。
本屋には置いてないことが多いので、その場合は、上のリンクから購入してください。
標準〜難関レベル
超難関大学を受ける人はこれも挑戦しよう!
1. 駿台受験シリーズ システム英熟語 (駿台文庫)
難関大学は前置詞や熟語をいろいろな角度から聞いてきます。
とことんまで整理して覚える必要があります。
超難関大学を受ける人は、上の「基礎〜標準レベル」にこれも加え、盤石の体制で試験に臨みたいところです。
効率的な熟語帳の使い方
このセクションでは効率的な熟語の暗記の仕方について触れます。
ほんの少しの変化ですが、長い目で見れば大きな時間の節約につながるでしょう。
従来の熟語の暗記の仕方
従来の暗記は「英語」と「日本語」をつなげることでした。
“depend on ~” →「〜に依存する」
単語同様、余計なことを考えず、ただひたすら繰り返すのが暗記だと思われてきました。
新しい熟語の暗記の仕方
熟語の暗記に関しては、単語以上に大きな変化が起こりました。
ここ10年、熟語を分解して覚える流れ(* 認知意味論という言語学の成果)がでてきました。
これによって熟語が劇的に覚えやすくなりました。
先程の depend on ~ なら、
“on” の原義「〜の上に・〜にくっついて」(接触)
→ “on”「〜に(頼って)」(依存)に派生
→ したがって “depend on ~” 「〜に頼る・依存する」(依存の on)
→ ちなみに de「下に」+ pend「ぶら下がる」から「頼る・次第である」
などと、分解して流れで覚えます。
手間はかかりますが、一度覚えたらなかなか忘れません。
良い時代になったものです(涙)
熟語は〈分解して覚える〉時代に入りました。
まだあまりメジャーな方法ではないので、情報が少なめです。
適切な参考書を選び、最短コースで学習してください。